最近、気付いたこと
(というか、おそらく、既に知っている人もいるとは思うんですが……)
言語系の研究者って、たいていフィンランド関係者でもありますよね??
言語学を学んで気付いたのが、この共通点。
例えば、
『入門 語用論研究』研究社(2013)の小泉保先生。
あれ? 聞いたことがある……と思ったら、それもそのはず、
私が持っている
『図説 フィンランドの文学 叙事詩「カレワラ」から現代文学まで』大修館書店(1993)
リョンロット編『フィンランド叙事詩 カレワラ 上下』岩波文庫(2016)</span>
等の翻訳者でもありました。
カレワラ協会名誉会員でもあるそうなので、フィンランド語翻訳も出来るんですね。
私は持っていないのですが(古い本なので値段もお高め……)、割と有名そうな『フィンランド文法読本』大学書林(1983)の著者でもあります。
また、これは大学時代に教科書として使っていたのですが
『言語学入門』KENKYUSHA(2013)
の、著者の一人である佐久間淳一先生もまた、フィンランド語に堪能であり、
『フィンランド語のすすめ 初級編・中級編』研究社(2004)などを執筆していらっしゃいます。
そして、おそらく私が一番お世話になっていそうな(?)
『サーミ語の基礎』大学書林(1996)
『フィンランド語のしくみ』白水社(2014)
『フィンランド語文法ハンドブック』白水社(2015)
等の、吉田欣吾先生も専門分野の一つに言語政策を挙げています。
そういえば、論文の題材だった
カズオ・イシグロの『日の名残り』翻訳者である土屋政雄氏ですが、
土屋氏もまた、『日の名残り』という小説の存在を知ったのはフィンランド旅行中の出来事だった、と言っていましたね。
翻訳者ですから、一応言語系の方だと言っても過言ではないかも……。
これは偶然とはいえ、共通しているといえなくもないのでは?
まあ、フィンランド語の先生に聞いてみて得た結論は「そもそも言語学者の専門家が少ない。好きなフィンランドだから目に付きやすく、多いと感じてしまったのかも」だったんですけど……
ところで「日本語」と「フィンランド語」は同じ言語グループだ、というのは今では通用しないみたいです
このことに関しては初代駐日フィンランド公使だったラムステット(G.J.Ramstedt)さんを調べてみるといいかもしれません。
語学に堪能で、フィンランド大使館ホームページでは柳田邦男、宮沢賢治との交流があったと説明されています
フィンランド好きの方は一度チェックしてみると良いかもしれません^ ^
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